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室沢棚田とは

赤城山南麓の傾斜地に階段状につくられた「室沢棚田」。その歴史は江戸時代にまでさかのぼると言われています。2009年「にほんの里100選」にも選ばれています。

 

棚田は、中山間地域での食糧生産のためだけでなく、保水・洪水調整・生態系保全・景観美・地域文化など、人や環境にとって有益な機能が多数あることが注目すべき点です。

 

しかし、一枚一枚の面積が小さく、傾斜地で労力がかかるため、中山間地域の過疎・高齢化・減反政策等の影響で耕作放棄され始め、全国的に消滅の危機が深刻化しています。

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2003年、室沢地区棚田保全委員会発足

2003 年(平成15年)より、室沢棚田とその景観を維持し守るために、管理できなくなった1.3ヘクタールの棚田を請け負い、継続して作物を作り、市民交流の場として棚田を活用することを目的とした「室沢地区棚田保全実行委員会」が発足しました。メンバーは皆、土地の農業従事者です。 

 

毎年休むことなく、休耕作地での農産物生産と次世代育成のための農業体験を行ってこられました。

 

しかし近年、委員会の高齢化が進み、地区内の農業従事者のみで棚田を維持していくことが困難になっています。

2020年、サポーター活動スタート

その解決の糸口を探るため、 高齢化の進む農業従事者を支え、まずは棚田の管理の一端を担うことを目標に、2020年より活動をスタートしました。

 

「農業体験」ではなく、休耕作地の草刈りや、米作りなど、

「棚田の管理作業を地元以外の手を入れて実施する」活動です。

そういった活動を通じて、

室沢棚田を次の世代に繋いでいく方法を、地元の方と共に、時代にあう形を考えていきたいと思います。

2021 年からは「室沢棚田サポーター倶楽部」と名を改め、地元をサポートしつつ、土地の人とつながり、楽しみの持てる“私たちのふるさとづくり”として活動をしていっています。 

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